
一般的には、記事の最後のまとめ方は記事の最後にその記事で述べたかった事をわかりやすくまとめていきます。
記事をまとめるためのポイントはタイトルで訴求した内容に対して簡潔に答えをまとめる事です。
各大見出しの答えをかいつまんで生地の総まとめを述べます。長くなってしまいそうな場合は表を使ってまとめます。
しかし、ここで最も大切なことは、
読者が興味を持って読み進めてくれたという事実
最後まで読まれる読者は、記事に興味を持って読み進め、途中離脱者よりも、より親近感をもって読み進めてくれています。
これを当たり前と考えるのではなく、
「検索ユーザーの多くは記事を最後まで読んでくれていない。」
という事実を再度認識した上で、
興味を持って読み進めている読者は、「他の情報も知りたい」と思ってくれる確率が高く大切にしなければいけません。
他の情報も知りたいという変化
「他の情報も知りたい」という変化の過程にある読者を、適当なまとめ記事を読ませて、ここで離脱させるのはとても勿体ないことです。
訪問者はGoogleなどの検索サイトより、「自分が知りたい情報を期待」してサイトに訪れています。
検索サイトでは、その検索結果の上位に表示されているサイトのタイトルをチェックし、見るか見ないかの判断し訪問します。
そして、そのページに訪問した理由は、
「自分が知りたい情報が書かれているはず!」
と期待したからです。
もし、訪問者が記事を読み進め、「自分が知りたい情報が全て書かれていた」となれば
目的は達成され、次への目的に移り変わってきます。
つまり、検索行動は1つの情報検索が終わったとしても、次の目的が出てきます。
つまり、まとめ部分の文章では、検索結果に戻さないで、サイト内で次の目的へ誘導していきます。
検索結果に戻させないSEO上のメリット
Googleの理念には「ユーザーの利便性を第一に考える」というのがあります。
- Googleではユーザーにとって「利便性を第一に考える」ことが大事というようなことを言っています。
では「利便性を第一に考える」とはどんなサイトでしょうか。
その判断の基準に「サイトの滞在時間」であったり「離脱率・直帰率」ではないかと言われています。
記事がしっかり読まれているページは読者にとって有益と判断されていると言うことです。
そして、Googleが掲げる10の事実の一番目に
- 「1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と書いています。
つまり、読者に記事をしっかり読んでもらい、その読者を検索画面に戻さず、読者が次に読みたい情報を提示し、サイト内での滞在時間が長くなるサイトは、読者にとって利便性が良く有益なサイトであると言うことです。
平均ページビューが増え滞在時間が長いサイトはSEOの観点からもメリットがあります。
まとめ
まとめ文章は、読者に頭の中を整理してもらう上で大切なエリアです。
SEO上の観点からも、次のアクションにつながる大切なエリアでもあリます。
単純に記事の見出しをかいつまんで概要をまとめるより、(これも必要ですが・・・)「関連記事」や「深掘り説明」などを提示し、読者の回遊を促すことを目指すべきです。
ただ、前提事項として、読者(検索ユーザー)の意図を十分に考慮し、Googleが掲げる10の事実の「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」に基づき、記事本文を執筆し途中離脱しないようにすることが何よりも大切です。
次回、「WEB記事に起承転結はいらない」について